とうとう、やってきた。
今年も。
ある日突然、
扉をあけると、
やってくる。
一瞬で世界が変わる
…私はそう感じる。
金木犀の香りが
私の周りを、
私の家を、私の街を
包むとき。

私の家の金木犀と
2.3件離れた家の金木犀と
自転車でかけても10分はかかる病院の
金木犀たちは
人間には分からないように
コンタクトを取っているにちがいない。
秋のよき日に
一斉にドッキリをかけるごとく
この街を
甘い香りで覆うと。
目を閉じてじっとたたずみ
深呼吸すると、
金木犀の香りは
矢のごとく脳を駆け巡り
心の奥にしまっている
大切な想いを呼んでくる。
香りに伝えたい言葉が乗せられるのなら
その香りを誰に届けますか?
どんな言葉を伝えたいですか?
私は、一番大切な人に
「大丈夫だよ。私が守ってあげる。」
と伝えたい。


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